この3連休、日本各地で暴風や高波、大雪の被害をもたら
した爆弾低気圧。
その猛烈な勢いは台風に比肩するほど強大です。
爆弾低気圧とは急激に発達する低気圧のことで、日本付近
では24時間で16ヘクトパスカル以上の急速な気圧低下
をした場合にこの表現が使われます。
北半球では、主に日本付近やアメリカ東部で見られます。
もともとアメリカでbombと呼ばれていたことから、日本で
「爆弾」と表現されるようになったと聞いています。
爆弾低気圧という表現は、ある意味、過激でもあり使用に
ついては賛否両論があります。
キャッチーで印象的な特徴などから、最近はテレビや新聞
で良く使われるようになってきましたが、やや不快感を覚
える人もいらっしゃるようです。
予報現場では普通に使われている用語ですが、実は気象庁
発表の情報文には用いられません。
気象庁では爆弾低気圧について明確な定義付けをしていなく、
用語としては「急速に発達中の低気圧」という表現を用いて
います。
24時間で16ヘクトパスカルといった数字は外国の定義に
よるものです。
具体的には24×(sinφ/sin60°)ヘクトパスカルという計算式
で求められます。φはその地域の緯度です。
16という数字はφに東京都心部の緯度(35°~36°)を代入
して求めた数字です。
私たちの住む鹿児島は多分、爆弾低気圧の直接の影響を受
けることはないでしょう。
低気圧は北日本に進みながら徐々に発達していきます。
鹿児島付近を通る時は発達過程がまだ初期段階で、低気圧
として未成熟である場合がほとんどだからです。
でも、安心はできません。爆弾低気圧が北に進み、その影響
で日本付近が強い冬型の気圧配置になると、県内は強い北風
が吹いて海は大しけになります。直接の影響は無いとはいえ
船舶関係や火事などの被害が出る恐れは十分にあります。
