中岳に行ってきました

2007年05月29日

先日、つぼチャンネルの中で「元気を出したい時には山へ」
「癒されたい時は海へ」という話をしました。
いつも元気な僕ですが、この週末は心のエネルギーをさらに
補充しようと、霧島・中岳をトレッキングしてきました。


登山口から深い木々の間をしばらく進むと、整備された石畳に
出ました。
遠くに目的の中岳が見えます。
かな~り遠い道のりに感じます(笑)
行けるかなぁ???


道中、かわいらしいハルリンドウと見頃を迎えたミヤマキリシマが
目を楽しませてくれました。
美しい草花は山歩きの楽しみの一つです。

岩の道
整備された道は途中まで。
それ以降はゴツゴツした岩肌を登らなければなりません。
でも、見た目ほど大変ではありませんでした。


途中、来た道を振り返ると・・・
結構な距離を歩いたことにビックリ。
そして目的の中岳に到着。 登山口から1時間半~2時間程度でしょうか。
気持ち良く汗がかけるくらいの運動量です。

中岳からの御鉢
中岳から見る御鉢。
この日は黄砂が飛んでいて、空気が少し霞んでいましたが、
雄大な景色を目にすると疲れもどこかに吹き飛んでいきました。
写真の左に小さく人が写っています。
その対比からも山の大きさが分かります。

中岳の頂上付近には透明度の高い水たまりが点在していました。
ちょっぴり癒されモード。

中岳上から遠景
空気は澄んでいて美味しいし、景色もすばらしかったです。
ただ、風が強かったです。
タオルもほら、ご覧の通り音をたててバタバタ。
この風で汗が一気に乾きます。
登り始めはTシャツでも良い気温ですが、上に行けば行く程
紫外線が強くなりますし、風も強いので長袖は必要だと思います。

当日は多くの登山客がいて登山ブーム を実感しました。
トレッキングは楽しいですねface01

知林ヶ島(ちりんがしま)

2007年05月23日

先日、つぼチャンネルの取材で、指宿市の知林ヶ島に行きました。

知林ヶ島は周囲約3キロの無人島です。
普段は錦江湾の中にポツンと浮いている離れ小島ですが、
潮の引きが大きい時期になると、 薩摩半島の陸地と砂の道(砂州)で
つながります。
僕が訪れたときは、砂の道が出来かけの状態でした。

でも、やがて数時間経過すると・・・

見事に砂州がつながりました!
道の長さは約800メートル。
砂は海水の水気が残っていて、固くしまっていました。

砂州が「架け橋」や「縁」、「絆」に例えられることから、
知林ヶ島は別名「契りの島」「縁結びの島」とも言われるそうです。
確かに、カップルの訪問者が多かったような気が・・・

楽しく戯れる男女を横目に、
僕らスタッフ(全員男性)は強い日差しにさらされながら取材を敢行。

「楽しそうな笑い声が聞こえるナー」
「 暑いけれど楽しそーだナー」
なんて思いながら取材。

「あれ、手とかつないじゃったりしてる」
「 2人で波と追いかけっこをはじめた・・・」
なんてなんて思いながら、取材!!

「なんか、おんぶしたりして笑ってる」
「あ、バランスくずした!」
「2人して砂の上に崩れ落ちて笑い合ったりしてる」
なんてなんてなんて、思いながら取材!!!

はぁ~(ため息)face07
もちろんキチンと取材はしました、念のため・・・

帰りはJR指宿枕崎線、通称「菜の花列車」に乗って鹿児島方面へ。

名前通り、菜の花色のかわいらしい列車。 

知林ヶ島はとても美しく、やさしい海風が心地よく吹いていました。
ドライブで行くにはもってこいのスポットです。

砂州は大潮、中潮の時にしか現れないので、
指宿市役所に電話で確認をしてから行くと良いと思います。
詳しくは、指宿市役所、企画財政部(0993-22-2111)です。

夏を先取り

2007年05月14日

日曜日、錦江湾のヨットクルージングに誘われました。
ヨットに乗るのは約8年ぶり。
北海道の函館で乗って以来です。
ヨットは大好きなので朝からワクワクでした。

平川付近の港から、朝9時に出航。
ロープを念入りにチェック。

程なく錦江湾に滑り出すと、まずは全員で乾杯。
さらにカマンベールとサーモンとクラッカー。

ヨットには、やはりワインが似合います。
函館ではワイン、クラッカー、レバーペーストというメニューが定番でした。
とても懐かしいカンジ。

ヨットはI先生の所有。
メンバーは主に鹿大のドクターの皆さん。

しばらく進むと、潜水艦を発見。近づいてみました。

かなり近寄って「大丈夫かな?」と思いましたが、特に何も言われず。
なんだか潜水艦って浮いたり沈んだりしてカメに似ているかも・・・

3~4時間ほど走って、ドルフィンポート近くに横付けしてランチタイム。

昼頃から少しずつ日差しが出てきました。

マストが風を捉えると、ヨットはググーっと斜めになって快走します。
それがたまらなく楽しいです。

気分はサイコー。
海ってイイナー、と思える瞬間ですface02

舳先近くにいて、2回ほど波をかぶりましたが(笑)、すぐに乾いちゃいました。

晴れて風が適度にあったので、クルージングには適した天気だったと思います。
日焼けもしました。

I先生、そしてメンバーの皆さん、ありがとうございました。
とても楽しかったし、ワインも美味しかったです。
また、是非誘って欲しいです!

映画「バベル」(ネタばれあり)

2007年05月10日

話題の作品を、やっと観てきました。
観賞後、「良かった」という人と「そうでなかった」という人が真っ二つに
分かれるだろうなぁ、という気がしました。
独特でオリジナルなストーリーだったと思います。

僕はとても面白く観ることができました。
良い映画だと思いました。

このタイトルを見たとき、ブリューゲルの絵「バベルの塔」を思い出しました。
10年くらい前、ウイーンを旅した時、実物を見ました。
愚かな人間が神の怒りに触れ、それまで世界で一つだった言葉が
バラバラにされてしまったという(多分そんな話だったと思います)、
旧約聖書の話を描いた「バベルの塔」。

映画を見る前、ストーリーは「そんな風に人種間の文化的齟齬、
壁を描いたものかな」と単純に思い描いていましたが、ちょっと違いました。

住む土地が違えば、生活の営みも違います。
でも、人それぞれに悩み・衝突を抱えながら生きていることは同じです。
映画はそうした「生きる為に誰もが背負わねばならない業」を描いている
ようにとれました。

ストーリーの中では、純粋な子供達の姿が、冷たく乾いた現実を
より一層際だてる役割を果たしています。

突然メキシコに連れて行かれた白人の幼い子供達。
初めは、異文化のショックにおびえるのですが、わずかな時間で
いとも簡単に現地の子供達にとけ込んでいきます。

しかし、その帰り道。
アメリカとメキシコの国境で事件が起こります。
子供達はたやすく心を通じ合えたのに、国や大人の世界は常に衝突が
あるのです。悲しいことです。
この作品には監督と脚本家の諦観がちりばめられています。

この映画でアカデミーにノミネートされた菊池凛子さんが演じたチエコは、
子供と大人の狭間に位置する、多感で複雑な年頃の少女でした。
純粋な世界から衝突と懊悩の世界へと足を踏み入れる過程で生じた、
心の歪み。
それが、聾(ろう)という設定で、さらに強調されて観る人に伝わります。

個人的には、肌を露出させない方が菊池さんの役者としてのすごさが
伝わる気がしました。
ですから演出は過剰気味で、極めて映画的と思いましたが、監督が
日本人を「感情が表れにくいオリエンタル」として捉えていた結果だった
のかも、とも思いました。

好きなシーンがいくつかありましたが、その中の一つが、手を握るところ。
別々の場面で何回か出てくるのですが、いずれも、言葉以上に人物の
心情を端的に表現していたと思います。 

生きることは複雑で難しい。
人には言葉で全てを理解し合える器用さもない。
でも、手を握るだけで言葉以上に伝わることもある・・・
監督のそんな思いが伝わってくるようなシーンでした。

ラストシーンは観た人によって感想は様々でしょうが、
個人的には切なさの中にも「救い」が宿っている気がしました。
終わり方がとても素敵です。

22年もの!

2007年05月02日

先日、22年ものの焼酎を飲む機会がありました。
22年前。
僕は高校生でした。もちろんアルコールの味など全く分かりません。

そんな頃から、ガラス瓶の中で静かに眠り続けていた焼酎。
名前は「くよう」と言います。
漢字で書くと「久耀」。

この焼酎がどこでどのようにしまわれていたかは知りませんが、
提供者A氏の思い切りに感謝しつつ仲間内で、
「うらー!飲んじゃえ~!!!」といういつものノリで、
飲み会を開きました。

瓶には「種子島焼酎」とシールされています。
フタがクリーム色のプラスチック。
年代を感じます。

飲み会はまずビールで口を清めて、しばらく談笑。
やがてメンツが全員そろったところで、いよいよ開栓の儀式(笑)

開栓を執り行ったのは、J監督。
紳士的にゆっくりとフタを開いていきます。
折角なので裃(かみしも)を着ていただくのも良かったかも(笑)

グラスに注いだ瞬間、芳醇な香りが周りに立ちこめ、その場に
いる人たちの鼻孔を優しくくすぐりはじめました。
皆、目はトロンとうつろ。まさに騎射場34丁目の奇跡(ウソウソ)

はじめは生(き)のまま口に含んでみました。
なんというか角がとれて滑らかな舌触り。
焼酎らしい香りは健在ですが、とてもまろやか。
22年の歳月で、性格が丸くなっている印象です。

次に氷を入れてロックにしてみると・・・
なんと口当たりが豹変!
突然、峨々たる山のごとく鋭さが増して舌をビリビリ刺激してきました。

「この違いはなんなのだろう?」と思いましたが、結局、飲んだり
騒いだりで答えは分からずじまい。
そして、程なく一升瓶はカラに。

ガラス瓶の中で静かに眠っていた無色透明な焼酎・久耀。
その無言で穏やかな表情は、さながら清流の底でゆるやかに湧く
天然水のような柔らかさがありました。

しかし、一度目を覚ませば、烈火のごとく舌を這いずり、喉を焼き、
胃の中で荒く猛々しく猛虎のごとく暴れまくる。

フムフム・・・
22年ものの焼酎は奥が深い味わいでした